今日は雨の予報でしたが青空が見えていた熱海です。
今日は当社が2011年4月から続けている東日本大震災復興支援事業につきましてご紹介させていただきます。
2011年3月11日に起きた東日本大震災。
熱海でも相当長い間揺れて、海沿いには津波警報が出されてみんな避難しました。
津波で流されていく被災地の様子をテレビで観ながら、本当なのかと目を疑いたくなるような光景に鳥肌が立ったのを思い出します。
その後、伊豆半島の観光地では春休みに向けて観光シーズンを迎えるはずでしたが、それどころではなく、計画停電などもあり、まともに営業できない状況が続きました。
当社でも売り上げはほとんどなく、これからどうしていけばいいのか?
そんなことより被災地に向けて何かできることはないのか?
いやいや、会社の存続や社員のことをまずは考えるべきではないか?
どうしていいのかわからず頭を抱えてしまいました。
そんなとき、売上も作りながら被災地に向けての支援ができる方法として思いついたのが
「あきらめねぇよ!!」と私が筆で書いた文字をタオルにプリントして販売し、売り上げの一部を義援金として寄付しようということでした。
こんなことをしたところでどれだけの金額になるのか?
焼け石に水?
いろんなことを思いましたが、そんなことより何か動かなければいられませんでした。
そしてすぐに大阪のタオルメーカーに発注して4月には熱海市内や近隣のお店に声をかけて協力をお願いして販売をはじめました。
多くの販売協力店様のおかげでこれまでに日本赤十字社へ約70万円の義援金を贈ることができました。
そして、4年ほど前から寄付する先をもっとリアルにつながって有意義に使っていただける先をと考えてるようになり、私がご縁をいただいた岩手県陸前高田市で、東日本大震災の時に起きた津波の到達地点に桜の苗木を植えて、将来もし同じような地震が起きたときに、「この桜の木を目ざして、桜より高いところへ逃げるんだ!」という命を守る目印となる桜を植樹する活動を続けている「NPO法人桜ライン311」へ寄付の先を変更させていただきました。
いまでもこの支援活動は続けさせていただいております。
私たちはこの災害で多くの大切なものや人を無くしました。
しかし、この震災をきっかけに大切なご縁をいただいたことも事実です。
東北の太平洋沿岸地域へ行くと、街の復興もまだまだだと感じます。
当社が続けている支援活動などちっぽけなことかもしれませんが、多くの協力いただいてきた皆様の思いも一緒に届け続けていくことで、人が生きていくうえで必要な大切なものを忘れずに生きていけるのではないかと思っております。
このタオルが復興支援という名目ではありますが、いろんな方々に自分自身のために、大切な誰かの応援のために、子供の部活動の応援のためになどいろいろな形で使われていることを聞くと、続けてきて本当にありがたいと心から感じることがよくあります。
会社として社会貢献もしっかりできる会社であり続けられるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
ちなみに「あきらめねぇよ!!タオル」は1枚500円で販売しております。
色は現在 黒、エンジ、グリーン、紺、オレンジ、白がございます。
販売協力店は
熱海市 杉山名産店様、 かさぶらんか様、 来宮久遠様
湯河原 しあわせ中華そば食堂にこり様
箱根町 ダイニングやまぼうし様
沼津市 やきとりセブン様
東京 中華そば 敦様
木更津市 中華そば モンド様
埼玉県 四つ葉様
鶴岡市 温もり中華そば 銀河様、 めん処 久太様
大阪市 ストライク軒様
1枚につき100円を寄付させていただいております。
個人的にご協力いただける方でお近くでお買い求めできない方は当社に直接お問い合わせください。
先日も大阪北部地震で被害が出ております。
全国、いつ、どこで大きな災害が起きるかわかりません。
自分の身はまずは自分で守る。
そして地域のコミュニティやご近所づきあい、そこから生まれる思いやりと助け合いの心も大切だと思います。
当社は海から離れたところにある鉄筋の社屋です。
もしもの時にはご近所の方の力になれる場所になれたらと思っております。
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